まずは白熱の動画をご覧ください!
イタリアのイブレア(Ivrea)で毎年冬に開催されるオレンジ祭り(Battle of Orange、オレンジバトル)に参加してきました!イッテQでおなじみのあのオレンジ祭りです。
地元軍に混ざってオレンジ投げまくり。最後にはオレンジまみれになりましたが、もう最高。
実際に参加した感想と、当日の流れをタイムテーブルで紹介します!
会場最寄駅と駅からの道, 会場移動を徹底解説した記事はこちらです。合わせてご覧ください。
- 概要
- オレンジ祭り・オレンジバトルの起源と今
- 11:00 会場最寄駅「Ivrea駅」到着
- 12:30 白熱する会場の一つ、大広場に到着
- 13:00 大広場に人が集まってくる。La vezzosa Mugnaia(粉屋の麗しき娘)入場
- 14:00 ついにオレンジ祭り・オレンジバトル開始
- 16:00 バトルはまだ続きそうだが、会場を後に
- まとめ
概要
名称 | オレンジ祭、Battle of Orange (La Battaglia delle Arance) |
場所 | イタリア・イブレア(Ivrea) |
日時 | 毎年3月上旬の1週間 |
最寄の主要都市 | トリノ・ミラノ |
参加費用 |
なし(観戦者用の帽子を買う人:5ユーロ) |
アクセス |
ミラノより電車で2時間(おすすめ)、トリノより電車で1時間・バス |
混雑度 | ★★★★☆ (平日) |
お勧め度 | ★★★★★ |
ひとこと | すごく白熱します。地元感のある祭ですが皆さん優しいです。5つ星の最高の祭でした。 |
オレンジ祭り・オレンジバトルの起源と今
起源は、貴族に対する農民の一揆であると言われています。
粉屋の娘ビオレッタがこの街を収める領主を殺したことから農民の一揆が始まったため、今でもLa vezzosa Mugnaia(粉屋の麗しき娘)として選ばれたミスMugnaiaがまず現れ (現在はスポーツカーで現れますが笑) それを合図に農民軍vs貴族軍の激しいオレンジの投げ合いが始まります。
貴族軍は馬車に乗って現れ、それに対して農民軍はオレンジを浴びせます。
農民軍はプロテクターなしです。それに応戦するようにプロテクターをまとった貴族軍は馬車からオレンジを投げて応戦します。完全な防御をした貴族軍に立ち向かう生身の平民の戦いは、まさに中世の革命を思わせます。
11:00 会場最寄駅「Ivrea駅」到着
Ivrea駅までの行き方とそこから大広場へのルートはこちらの記事を参考にしてください。
各駅停車でIvrea駅に近づくにつれてオレンジがついた人(連日戦ってきた人)が乗り込んできて、オレンジの香りが充満してきます。戦いへの期待が高まります。
道を歩いて行くと露店がたくさん出てきます。手作りハンバーガーみたいなのが至る所で売られていてこれがまためちゃくちゃうまい(食べさしですみません。)
至る所にオレンジが置いてあります。
このあたりの露店で観光客(オレンジにあたりたくない人)は赤い帽子を購入してください。これを被ることがオレンジに当たりたくないという合図になります。
他のサイトで入場のときにもらえると書いてあることがありますが、古い情報です。自分で露店で5ユーロくらいで買ってください。私は買わずに会場入りして、地元の人にめっちゃオレンジ当てられました(笑)
まあこれはこれで楽しいですが。
12:30 白熱する会場の一つ、大広場に到着
大広場ではオレンジ遠投大会が開催されています。
有志が順番に投げていきます。特に勝ち負けはないですが、地元でも有名な投げ師がくると歓声があがって盛り上がります。
ちなみに地元の人は、やはりアジアからわざわ来てくれた観光客をとても嬉しく思っているのか、めっちゃフレンドリーに絡んできてくれます。これもまた地方の祭りならではの楽しみです
13:00 大広場に人が集まってくる。La vezzosa Mugnaia(粉屋の麗しき娘)入場
その年の、ミスMugnaiaがスポーツカーで人混みを掻き分けて入場してきます。綺麗です。
会場のボルテージは最高潮に……
14:00 ついにオレンジ祭り・オレンジバトル開始
馬車が入場すると同時に地元軍が一斉にオレンジを投げ始めます。
一気に立ち込めるオレンジの香りと、熱気。最高です。
馬車は次から次へと何台もきて止まって、投げて、はけての繰り返しです。
地元の人しか実際にオレンジを投げれないと思ったら大間違いて、そこはイタリア。正直ルールも何もなく、いくらでも乱入出来ますし、誰でもオレンジ投げれます。
上の動画なんか地元民より前に行って投げてます。
ただ、オレンジは本当に硬いですし、大怪我をする場合もありますので、自己責任でお願いします。
一応観光客用のネットがどの会場でも四方に用意されていますので、そこで見ればある程度はオレンジを防げます。
15:00 さらに激しい会場、小広場へ
つぎはさらに奥の橋と小広場へ行きます。
行き方はこちらの記事で
ここは狭い橋と狭い広場での対決なので、馬車との距離が嫌でも近くなります。しかも観光客ゼロなので、本物のオレンジバトルを味わえます。本当すごいです。
この香りと熱気、オレンジを避けながら貴族軍へと投げ込むたのしさ。完全に童心に返って熱中してしまいました。
地元の人しかいないスポットのためか、バトルが終わるたびみんなが肩を組んできて、有志を称え合います。
この会場ではホットワイン(バンシュー)も配布されており地元の人に紛れてもらえました。これがまた甘くて最高です。
16:00 バトルはまだ続きそうだが、会場を後に
この時間にはもう私はヘトヘトでしたので、まだバトルは続きそうでしたが、帰りの電車が混むかもしれないので、切り上げて帰りました。
この時間だと、帰りの電車はとても空いていました。トイレは駅のカフェか車内にあります。
まとめ
大人になってこんなに本気で食べ物を投げる経験はできないと思います。本当に童心に返ってしまい、気づいたら最前線で投げているなんてことに…
地元の人との一体感もやはり地域の祭りならでは。さすがは長く続いている祭り。本当に最高でした。
イタリアやミラノ旅行に行く方は、是非、この2月末から3月初めに標準を合わせて観光にプラスしてみてはいかがでしょうか。日程は”Battle of Orange 20xx “ で検索すればすぐに出てきます!
質問があればいつでも受け付けておりますので、フォームよりお願いします。