遠浅の海に突如現れる、要塞のような聖堂と町。フランスのパリから日帰り可能なモンサンミシェル(モン・サン=ミシェル)です。
その姿はとても美しく、世界中の観光客を魅了し続けています。
また、食事もシーフードがとても美味しい地域です。牡蠣の名産地です。
私は、土地柄、仕事柄、パリに行く機会は非常に多く、またモンサンミシェルは日帰りで何度も訪問しています。
パリにも言えることですが、やはりモンサンミシェルは何度行っても感動します。
今回はそんな筆者が教える、モンサンミシェル、パリから行き方を徹底解説。
モンサンミシェルへは、パリ中心街からバスツアーやなどもありますが、実際にモンサンミシェルでの滞在時間は2時間ほどと言うツアーがほとんどです。
自分で手配したほうがお得ですし、滞在時間も自由に決めれます。
個人で手配するのはそれほど難しくない観光地なので、詳しく紹介していきますね。
また、周辺の大きな都市レンヌの観光や日帰りも可能なので、その点も書いていきますね。
- 概要
- モンサンミシェル(モン・サン=ミシェル)
- パリからの行き方:電車(TGV)とバスを利用すべし
- 予約方法1:OUI (フランス国鉄公式サイト)
- 予約方法2:日本語サイト「レイルヨーロッパ」から(旅行代理店)
- ※レンヌ駅での乗り換えについて
- モンサンミシェルバス停から、モンサンミシェルまで
- まとめ
概要
名称 | モンサンミシェル(モン・サン=ミシェル、Mont Saint-Michel) |
場所 | フランス・北西部ブルターニュ半島 |
観光時間 | 食事なしなら3時間ほど、食事ありなら5時間ほどあれば十分 |
最寄の主要都市 | パリ、レンヌ |
入場料 | 聖堂への入場料() |
アクセス |
パリより電車とバスで片道3時間、パリからのバスツアーもあり(片道5時間) |
混雑度 | ★★★★☆ |
お勧め度 | ★★★★☆ |
ひとこと | 特筆すべきはやはりその外見。何度見ても感動します。 |
モンサンミシェル(モン・サン=ミシェル)
フランス北西部のノルマンディーとブルターニュの間の入り江に位置します。(ノルマンディー上陸作戦のノルマンディーです。)
モン・サン=ミシェルとは、「聖ミカエルの山」という意味です。
大天使ミカエルが岩山に礼拝堂を建てるよう告げたという伝説が残っています。
そのため、修道院の頂点(尖った屋根の先)には、黄金のミカエルの像が立ち、今も人々を見守っています。
見る者を圧倒するあまりの美しさから「西洋の驚異」とさえ称され、世界各国から年間数百万人もの観光客が集まる、フランス、ヨーロッパを代表する世界遺産です。
近年は日本人観光客が急増しているとのことです。あちこちで日本語が聞こえますね。
パリからの行き方:電車(TGV)とバスを利用すべし
これが一番早くて、安く、確実だと思います。TGVはフランス国鉄が運営する高速鉄道です。新幹線より早いことで有名です。
先に概要を書きますと、
所要時間 | 所要時間:約3時間 |
運賃片道 | 40〜300ユーロ/バス 片道約15ユーロ(大人) |
おすすめルート | |
モンパルナス(Montparnasse)駅 | |
↓ | |
↓乗車時間:約2時間 | |
↓ | |
レンヌ(Rennes)駅 | |
レンヌ駅東のモンサンミッシェル行きのバスに乗り換え(2019年最新 ) | |
↓ | |
↓乗車時間:約1時間 | |
↓ | |
モンサンミッシェルバス停着 | |
↓ | |
↓無料バス(約10分), 徒歩20分 | |
↓ | |
モンサンミシェル着 |
※レンヌ駅は大改修が行われていました。2019年にいったときには完全に完成しており、最新では、モンサンミシェル行きバス乗り場は駅を出て東側です。(あとで地図を載せてます。)
予約方法1:OUI (フランス国鉄公式サイト)
予約には OUI と言うサイトを使うのが一番安く、楽です。
Train travel around France and Europe by OUI.sncf
フランス国鉄のサイトです。ですので、バスのチケットまで、一発で買うことができます。前売りですと安くなるので、早く買えば買うほどお得です。
こちらにはさらに詳しく載せていますのであわせてご覧ください。
上のリンクを押すと、こんなページに飛びます。
- From...のところに Paris
- To.. のところにMont Saint-Michelと打ちこんで
- 右上から、日付と時間を選んで、一番下のところで人数
- Serach を押すだけです。
すると、検索一覧が出てきます。
各便の下矢印みたいなやつを押すと、どこに経由するのか詳細が出てきます。
おすすめは
パリ(Paris)→レンヌ(RENNES周辺大都市)→モンサンミシェル(Mont Saint-Michel)
という便です。
時間が早いのと、レンヌの駅が大きいので、トラブルにあっても何とか英語で通じます。(たまに日本語をしゃべる人もいます。笑)
また、ここで座席指定ができる場合があります。
フランスは1等車(新幹線エコノミークラスに相当)ですと、一人席があるので、私はいつもとります。
4人用のファミリーを選ぶとテーブルつきの4人向かい合った席になりますし、普通の日本の特急のような2人席もあります。基本テーブルつきです。
最後に、
- Select this outbound journey at --€
を押してもらえば、詳細が出てきますので、確認して、
下のほうの
- Confirm and pay
ボタンを押すと、支払い情報の入力画面に行きますので後は大丈夫だと思います。
注意してほしいのがチケットの発券方法で、選べるときと選べないときがあります。
家で印刷
e-ticket(スマホのメールに保存)
駅で印刷
などがあります。
家で印刷の場合
Home Print... となっていますので、
必ず日本で印刷して言ってください
改札がある駅もありますがそのときは、QRコードを写真読み取り部にタッチしましょう。
無ければそのまま乗っていただいて大丈夫です。あとで車掌さんが確認に来ますので見せましょう。
e-ticket の場合
スマホの登録したアドレスにメールが届きます。当日見せれば大丈夫です。スクリーンショットなどを取っておくとよいでしょう。紙で印刷もできます。
改札がある駅もありますがそのときは、スマホの画面の明るさを最大にしてQRコードを写真読み取り部にタッチしましょう。
無ければそのまま乗っていただいて大丈夫です。あとで車掌さんが確認に来ますので見せましょう。
駅で印刷
これが結構注意です。
購入したときのクレジットカードが必要です。
筆者は一度これを忘れて、再度、駅で異常に高い当日券を買わされました。
何とか交渉して返金までこじつけましたが、相当な英語力かフランス語力が必要です。
クレジットカードを持っていれば、駅にいっぱいある自動発券機にいって英語を選択してチケット番号などを打ちこんだあと、カードを突っ込むだけです。自分のチケット情報を印刷しておくとよいでしょう。
わからなければ、SNCF Office(フランス国鉄オフィス)で整理番号を発券する機械から整理券をとって、番号が呼ばれたら自分のチケット情報を見せましょう。
すごくやさしいので、英語ができなくても、情報を見せれば大丈夫です。
自動発券機は基本そんなに並びませんが、オフィスは並ぶときがあります。
どっちにしろ、日本の新幹線とは勝手が違うので、早めにいっておくことをおすすめします。
予約方法2:日本語サイト「レイルヨーロッパ」から(旅行代理店)
日本語で購入したいなら「レイルヨーロッパ」がおすすめです。
手数料こそ取られますが、TGVの予約もできて、チケットを郵送してくれます。
ただし、代理店を通す際は、事前予約も日数的に余裕を持ってする必要があるため、当日、翌日といった近い日程での列車予約をする場合はOUIを利用します。
これは説明要らないでしょう。簡単です。チケットを受け取れば乗り方
※レンヌ駅での乗り換えについて
他のサイトさんを見ていると情報が古いのか結構間違っていますが、
レンヌ駅のバス停は駅を出て東(地上)に変わりました。(もう確定のようです。)
レンヌ駅に到着したのち(改札など何も無いので、)
レンタカーと書いてますが、ここを目指していってください。
後は、すでに購入しているであろうチケットを運転手さんに見せてください。
モンサンミシェルバス停から、モンサンミシェルまで
さあ、モンサンミシェルバス停に着きました。ここから、モンサンミシェルはまだ見えません。少し距離があります。ちなみにバス停付近にツアーオフィスがあり、無料トイレがあるのでここで利用しましょう。(ここから有料トイレが多いです。)
左に見える、Le Train du Mont Saint Michel がバス停で、ここに到着しますので、降りたら北に目印の場所に行ってください。建物がこれしないのでわかると思います。
2パターンの行き方があります。
無料バス
さすが世界的観光地。
無料のバスがあります。しかもおしゃれです。船をイメージしているとか何とか。
乗るだけです。場所はここ。
左に見える、Le Train du Mont Saint Michel がバス停で、ここに到着しますので、降りたら直進して目印の場所に行ってください。
10分ほどでつきます。
徒歩(おすすめ)
モンサンミシェルは外から見るのが一番きれいだと思うので、
徒歩でゆっくり見ながら近づくことをお勧めします。
モンサンミシェル前は人がおおすぎますし、モンサンミシェルに近すぎます。
歩いていけば、ゆったりモンサンミシェルを眺めれますし、写真も撮りやすいです。
こんなちょっと離れた景色を撮影できます。
道順は橋に沿っていくだけですが、ツアーオフィスに日本語の地図付パンフレットがありますのでそれをもらっていきましょう。
馬車でいく
風情ありますね。
ただし、料金が高いのと、出発本数が少ないので、前述のツアーオフィスに行って確認してください。チケットもここで買えるはずです。
ちなみにモンサンミシェル内部はこんな感じになってます。
モンサンミシェルの記事はもうひとつ書こうと思ってます。
まとめ
今回は南フランス在住、ヨーロッパ記事担当のryossinがお届けしました。
やっと本拠地フランスを紹介できる日がやってきました。今後は、パリやリール、ボルドー、ニース、ストラスブルグなど、
フランスおすすめの観光都市を、最近購入したCanon EOS KissMで撮影した写真とともに 順次紹介していく予定です。よければはてなブックマークやお気に入り登録お願いいたします。